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赤ちゃんが生後5〜6ヶ月になってから始める離乳食。
おかゆ、野菜と順調に進んでいくと次にあげるのはたんぱく質源である豆腐や魚です。
中でも魚をあげるときは、どんな魚をあげたらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
離乳食初期にあげられる魚は鯛やひらめ、しらすなどです。
特にしらすは季節問わずに購入できると同時に、お手頃価格なので試しやすい食材といえます。
しかし、しらすは塩抜きしたり食べやすいように伸ばしたりと少し工夫が必要です。
そこでこの記事では、離乳食初期から使えるしらすの調理方法についてまとめました。
赤ちゃんが食べやすくなるような、しらすを使った簡単レシピも紹介するので参考にしてみてください。
目次
離乳食初期の赤ちゃんはおかゆからスタートして野菜、たんぱく質と進めていきます。
まだまだミルクや母乳がメインなので、まずはいろいろな食材に慣れたり、食事を楽しんだりできるようにしてあげましょう。
離乳食中期、後期と進んでいくとバランスの良い離乳食を考える必要が出てきます。
ここでは、おさえておきたい3つの栄養素をまとめました。
■エネルギー源になる炭水化物
炭水化物は米や芋類、パンや麺類などです。
初めての離乳食は小さじ1の10倍がゆから始めて、小さじ2小さじ3と増やしていきます。
おかゆに慣れたら芋類を追加してみましょう。
甘みのあるさつまいも、ミルクで伸ばしたじゃがいもなら赤ちゃんも食べやすくなります。
小麦粉アレルギーが心配されるパンや麺類は、離乳食中期になってから始めるのがおすすめです。
■体の調子を整えるビタミン
ビタミン源である野菜や果物は、おかゆに慣れた2週目頃に始めます。
離乳食初期にはにんじんやほうれん草、バナナやりんごがおすすめ。
特に葉物野菜よりにんじんやかぼちゃ、果物の方が甘みがあって食べやすいのはもちろん、簡単にすりつぶせて扱いやすい食材です。
そのままだと食べにくいほうれん草は、おかゆやさつまいもなどに混ぜることで赤ちゃんも嫌がらず食べられるでしょう。
■筋肉の元になるたんぱく質
たんぱく質源は野菜や果物に慣れた3週目頃からスタートします。
離乳食初期でも食べられるのは豆腐やしらす、白身魚の鯛やひらめです。
特に白身魚は骨や皮のないお刺身がおすすめ。
茹でたら、だし汁を加えてすりつぶしましょう。
脂質が多い鮭やさわらは赤ちゃんのお腹に負担がかかるので、焦ってあげる必要はありません。
白身魚に慣れてから徐々に進めていきましょう。
たんぱく質源をあげるところまで進んだときにおすすめの食材がしらすです。
しらすは季節に限らずいつでも購入できて、白身魚のお刺身よりも安く手に入ります。
離乳食初期ならペースト状にすることで、おかゆや野菜に入れて自由にアレンジできる使いやすい食材です。
手軽にたんぱく質がとれることはもちろん、カルシウムとビタミンDが豊富で栄養満点。
少ない量でも旨みがぎっしりつまっているため、美味しく食べられます。
ただし、しらすはエビやカニが混ざっていることがあり、アレルギーの危険性があることは知っておきましょう。
初めてのときは小さじ1から、様子を見て徐々に量を増やしていくことが大切です。
また。しらすには塩分が含まれています。
離乳食初期の頃は塩抜きする必要があるため、次に紹介する塩抜きの仕方を参考に下ごしらえしてみてください。
これらの様子が赤ちゃんに見られるようになったら、少しずつ離乳食を開始しましょう。
しらすの塩抜きは鍋、またはレンジでもできます。
1. 鍋の場合
1.1. 鍋に水を入れて沸騰させ、しらすを入れる
1.2. 1~2分ほど茹でたらざるにあげて水気を切る
1.3. すりつぶしながら適宜、茹で汁を入れてトロトロになるまで伸ばす
2. レンジの場合
2.1. 水としらすを耐熱容器に入れて1~2分加熱する
2.2. そのまま5分ほど蒸らす
2.3. 取り出したら鍋のときと同様に、トロトロになるまで伸ばす
少量の場合は茶こしがおすすめです。
茶こしにしらすを入れたら熱湯に5分ほどつけるだけで、簡単に塩抜きできます。
また、出来上がったしらすは冷凍保存が可能です。
さらに1食分ずつ分けて冷凍しておくと使い勝手抜群。
食べるときは電子レンジで再加熱するだけなので、時短にもなります。
もし赤ちゃんが飲み込みにくそうなら、とろみをつけてあげましょう。
離乳食初期はまだ舌で食べ物をつぶせないので、とろみがあった方が飲み込みやすくなります。
片栗粉でつけるのはもちろん、絹ごし豆腐と一緒に和え物にしてもなめらかになって食べやすいでしょう。
ここからは今日から試せる、しらすを使った簡単レシピをまとめました。
離乳食を始めて3〜4週目あたりから、いろいろな食材を使った離乳食作りが始まります。
しらすは多くのメニューにアレンジできる食材なので、ぜひ活用していきましょう。
しらすがゆ
10倍がゆにしらすを混ぜることで、いつものおかゆが早変わり。
しらすだけで食べるよりも食べやすく、赤ちゃんの食も進みます。
作り方
1. しらす小さじ1を塩抜きする
2. すりつぶしてペースト状にしたら10倍がゆ(大さじ2)と混ぜる
しらすのブロッコリーあえ
食べにくい野菜もしらすの旨みがあれば、より美味しく食べられます。
作り方
1. しらす小さじ1を塩抜きする
2. ブロッコリー(大さじ1)はやわらかく茹でる
3. しらすはすりつぶしてペースト状に、ブロッコリーは穂先のみをすりつぶす
4. だし汁、または水溶き片栗粉で少しとろみをつける
参考(ベネッセ)
しらすのクリーム煮
甘みのあるミルクで煮ると、赤ちゃんも食べやすくなります。
作り方
1. しらす小さじ1を塩抜きし、ペースト状にする
2. 調乳済みの粉ミルク小さじ1と混ぜ合わせる
3. 少量の片栗粉でとろみをつける
参考(ninaru)
しらすは手軽に購入できるうえに使い勝手の良い食材です。
しかし簡単に調理できるからといって、しらすばかり使っていては赤ちゃんが飽きてしまうかもしれませんね。また、しらすだけではなくもっと違う魚も食べさせてあげたいと考えている方もいるでしょう。
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